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VAN HALENはもう過去の遺物になってしまったのだろうか?
看板のギタリストであるエドワード.ヴァン.ヘイレンは癌でなくなり、ベーシストのマイケル.アンソニーも脱退し、シンガーだったサミー.ヘイガ-も脱退してソロキャリアを進んでいて、この度、ソロでの来日公演も実現した。
キャパがものすごい!
私が住む東京での公演は、有明アリーナである。
ジョー.サトリアーニ(g),マイケル.アンソニー(b),ジェイソン.ボーナム(d)がバックバンドに控えて、VAN HALENの曲を演奏するという話題性を差し引いても、このキャパはすさまじい!
サミーの人気の底力を見せられた気がした。
この人はもととMONTROSEでも活躍し、その後のソロでもプラチナを獲得し続けていたこともあって、かなりの熟練度のみならず、奥深い人気層が確固としてあったのだった。
そしてVAN HALENへの加入である。
86年にVAN HALENに加入して『5150』(下写真)を作り、これが全米600万枚を売る大ヒットになった。
その後のアルバムは、400万枚、300万枚、300万枚と負け知らずの結果になった。 出せば必ず売れるバンドになったのだ。
ただでさえ金持なのに、更にそんなに金持ちになってどうすんの?と言いたくなる(笑)
実に羨ましい限りだ。
その後、サミーが抜けて、EXTREMEのシンガーだったゲイリー.シェロンがこのバンドに入ったが、それなりの成功を収めただけで終わった。
実に全米50万枚で終わってしまった。
しかし、その後はゲイリーはこのバンドにとどまらず、EXTERME再結成に向けて脱退した。
そしてオリジナルメンバーのデヴィッド.リーロスが再加入し、アルバムを作り、日本へも公演をおこないに来た。
その時は2012年だから、もう12年も活動をしていないことになる。
ベテランバンドの常で、年を経るたびにアルバムリリースやツアーの頻度は遅くなるのだ。
仕方ない。
これまでに売ってきたアルバムやビデオがいまだに売れ続けていれば、そこから印税が入ってくるから、あまり気張ってアルバムをリリースして、ツアーに出なくても生活していけるからだ。
ましてや、世界共通言語である英語で歌われた作品であればなおさらだし、それらからの印税だけでなく、カラオケでその歌が歌われれば、更に印税が入ってくる。
仕事への腰が重くなるのだ。 活動を永続していてほしいファンとしては、頻度の鈍化は寂しい限りだ。
しかし、大抵のアーティストがそうなってしまっても、サミー.ヘイガ-はそういった路線から一線を画している。
今年76歳になるベテランミュージシャンであるにも関わらず、今年の来日公演だ。
しかも、2年前にソロアルバムも出している。
これは素晴らしいアティチュードだ!
私も、こういう精神を永続していたいものだ。
私としては、VAN HALENの曲を体感してほしいものであるのは言うを待たないが、肝心のギタリストであるエドワードがなくなってしまっては、本家バンドに望みを託すのはかなり難しい。
しかも、戻ったデヴィッド.リーロスも引退宣言を仄めかしている。
無理もない、齢69歳なのだから…しかし、サミーは76歳だし、頑張れるだろう、と思ってしまう。
既発のアルバムの売れ続けによる活動の鈍化、メンバーの高齢化、看板ミュージシャンの死去、こういったことがネックになって、目立った動きを見せてくれないならば、いまだにやる気を維持してくれているミュージシャンに望みを託すしかないだろう。
当然、サミーのこの度の来日公演に期待がかかる。
もし、本家VAN HALEN が今も健在ならば、そちらに大いに託すが、もう無理なのだろうか。
とりあえず、私はこのたびのサミーの来日公演に希望を持てて仕方ないのだ!
想えば、私がHR/ HMにのめりだしたのは、88年の今のような暑い季節においてだった。
当時のBON JOVI、RATT,DEF LEPPARD,POISONそしてVAN HALENといった名だたるハードロックバンドが、夏の季節に聴いたら最高の思い出になる晴れやかなロックナンバーを量産してくれていたのだ。
RATT
その時の思い出は今も脳内に張り付いている。
そのようなイメージを醸したロックナンバーを永続して出すのはは可能なのだろうか?
BON JOVIにしろ、DEF LEPPARDにしろ、そういうナンバーは大幅に減っていて、聴いていて興奮があまりなくなってきている。
これは、ホルモンバランスや脳神経も変化の一因となっている。
たとえば、10代半ば~20代前半の男性であれば、男性ホルモンであるテストステロンが大量に分泌され、 闘争心が高まっていきます。
それでいて、脳の前頭前野は未発達であるため、自分を客観的に見たり自制したりするのは苦手な傾向がある。
ただ、こうした傾向に当てはまる場合もこの性格は長くは続かない。
というのも、30歳くらいで前頭前野が発達しきると、理性的で落ち着いた思考になりがちだ。
とくに結婚した場合や強いストレス時には、テストステロンの分泌がかなり減る傾向があり、闘争心が薄くなる。
すると「誰かを打ち負かしたい」とか「競争に勝ちたい」といった気持ちも弱まる。
若手のミュージシャンほど「FUCK」とか「ぶっ飛ばす」といった激しい歌詞の楽曲を発表している。
ところが、同じミュージシャンでも年齢を重ねると「世界は素晴らしい」「平和を守ろう」みたいな穏やかな歌が増えていく(笑)。
やはり80年代当時、華やかなロックナンバーを誇っていたバンドも、今でもこういう歌詞の曲を演り続けるのは不可能なのだろうか?
いや全部は当てはまらないだろうと思う。
JUDAS PRIESTやNICKELBACKは、20代に負けない、いや、それを凌駕するほどのヘヴィネスを維持している。
そしてサミーも同様、それを維持している。
そういうことを維持しているミュージシャンに私は期待をしているのだ。
確かに大人しくなったBON JOVIやDEF LEPPARDも好きという人は好きでいいだろうと思う。
それは強制すべきでも、矯正すべきでもないものなのだ。
自分のスタンスは自分で決めればいいだけのことだ。
しかし、私はそうではないということだけだ。
ゆえに、今後のサミーに期待をしているのだ。
そのサミーの関わったVAN HALENのアルバムとして記念すべきなのは、やはり91年発表の『FUCK』(下写真)だろう。
これは、For Unlawful Carnal Knowledgeの略だ。
この年は、大政絢、瀧本美織、高畑充希といった美人女優が生まれた年だ…って関係ないが(笑)、SKID ROW,METALLICA,GUNS N' ROSESといったバンドのアルバムが全米初登場ナンバーワンを獲得し、VAN HALENもそのアルバムを初登場ナンバーワンになったのだった。
その偉業にたがわず、内容もとにかく素晴らしいの一言に尽きるのだ。
そのアルバム収録のシングルが以下の“Right Now”だ。
これは全米シングルチャートで55位にまでいった。
●“Right Now”
↓
このナンバーを聴いて、未来を馳せる気分に浸っていた私だが、あれからもう33年もたってしまったのかと、今さらながら驚く(笑)
そういう希望を持たせる気分にならせてくれる効用を持ったのが、ハードロックをはじめとしたロックのナンバーであることを忘れてはならないだろう。
その際に、シンガの果たした役割の大きさには心を留めておかなくてはならないだろう。
サミー.ヘイガ-の果たした役割の大きさは今さらながらにして大きいといわざるを得ない。
トーンをあげる時は高く、エモーショナルに歌う場面ではとことんエモーショナルでなければ、聴き手を感動さすことはできない。
もちろん、他のメンバーのプレイも素晴らしい。
その役割をも大いに果たし、全米初登場ナンバーワンになったVAN HALENのアルバムの偉業をいまも語っても今さらの感は全くないはずだ。
●そういうスタンスの人にはVAN HALENの『FUCK』はおすすめだ。
↓
F@U#C%K
輸入盤
For Unlawful Carnal Knowledge
当時のライヴを収めたDVD
ベスト・ライヴ・イン・USA [DVD]
●以下のサイトでも取り扱っています。
↓
タワーレコード
【HMV】ローチケHMV|音楽CD・DVD
今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。
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♯サミーヘイガ-来日
♯VAN HALEN
♯FUCK