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暑い夏日が続いているときには、やはりその夕日をみているとロマンティックな気分になれる曲を聴くことで最高の思い出になりやすい。
暑いというのがマイナスになろうとも、その感動的な情景を味わえるのは他の季節である春や秋や冬には味わえないものなのは言うまでもない。
その夏の日が遠ざかっていく哀しさを多く歌ったのが、日本の杉山清貴に他ならない。
私は、小学校から高校までは夏日が大好きだったから、その杉山の気持ちは相当理解できる。
しかし、働くようになってからは、昼に遊ぶことも、スポーツすることもほとんどできなくなり、それがゆえに暑いだけというイメージが高くなってしまったがゆえに、そういう感情は持てなくなっていった(笑)
また、そういう遊んだり、スポーツばかりできるようになるには、不労所得を得れるようになるほかない。
しかし、この先どうなるだろうか…。
そんな暑い日の夕方や夜間に掛けたら、すごくロマンティックになれるハードロックの名曲は何かないだろうか?
アルバム単位で言うならば、やはりVAN HALENの『5150』(下写真)だろう。
あのアルバムは、全体的に清涼なメロディが乗っているキーボード音とギター音が印象的で、それが夏のイメージに合っている。
それがいつまでも、印象付けられることになり、いつまでも手放したくなくなるのだ。
スピーディ、スロー、バラードどのような曲においても、そんなイメージが付いてまわる名曲の数々に感嘆するばかりだ。
そのメロディメーカーであるエディ.ヴァンヘイレンをガンで亡くしてしまったのは、このバンドにとっても、ハードロック界においても大きな損失以外何物でもない。
そして、HARDLINEの92年発表の『DOUBLE ECLIPSE』もその好例として挙げられるだろう。
夏の昼の真っ盛りにおいて聴いてもいいが、夕方からそれ以降の時間帯において聴いても素晴らしい印象を残すだろう。
その紡ぎだされる音から想起される色は、エメラルドグリーンであり、しかも、ハードでスピーディ、バラード、癒しのインストなど極めて高いレパートリーがアルバム全体に漲っている。
こういう曲群を聴くと、熱帯の山峡のリゾート土地や海峡に行きたくなるのだ。
聴いているとそういう土地に行っているようなデジャブが発するのだ。
そういう気分になれるのが、音楽の効用の1つなのだ。
そんなことを聴き手に可能にならせてくれるのは、このバンドのメイン作曲者だったニール.ショーンに他ならない。
この人は、元JOURNEY、そして元BAD ENGLISHで活躍していたが、いずれも解散の憂き目にあったが、このバンドで見事復活したのだ。
それが1992年なのだ。
この年に本田翼(下写真)が生まれたのだ。
このバンドの結成当初は、ジョニー.ジョエリ(vo)とジョーイ.ジョエリ(rhythm g) が中心に結成されていて、そこにプロデューサーとしてニール.ショーンが呼ばれて曲などを制作されていたが、そのままニールが加入ということになったようだ。
そのデビュー作は、その年の春に発表されて、夏に何気なく音楽番組をみていたら、このバンドの“Can't Find My Way”のクリップが流れていたのだ。
この時はまだこのアルバムを聴いていなかったので、どんなアルバムかは知れてなかったが、元JOURNEY、元BAD ENGLISHという肩書を彷彿とさせるイメージのある曲だということは感じれたのだ。
メロディメイカーぶりが、ここで分かったのだった。
JOURNEYにしろ、BAD ENGLISHにしろ、アルバム1枚をじっくり聴くことが、当時はまだなかった私だったが、このアルバムを聴くことで、「JOURNEYやBAD ENGLISHをアルバム通して聴きたい!」と思わせるに充分なメロディをつくれるメイカーであることが分かったのだった。
それくらい私とニールでは相性が良い。
ニール.ショーン
ミュージシャンたるもの、やはりプレイが上手くだけでなく、きちんと聴き手が印象に残るメロディを作りだすことが出来なくては、そのファンにはなれないのだ。
『DOUBLE ECLIPSE』アルバムの後半に収録されている“I'll Be There”から“31-91”というアコースティックギターのみのインストに流れ、そのまま“Hands Of Time”に流れていく悠々たる曲展開は、思わず心が洗い流されていくような感動を覚える。
まるで広大な大地に立った映画の主人公になったような錯覚にとらわれ、感動が胸を襲う。
このアルバム発表の1年後にアメリカでTHE THROBS、HARDLINE、MR.BIGの組み合わせでライヴがおこなれた。
そのリポートが『BURRN!』でなされていたのが印象的だった。
そのライヴのブートCD-Rも 発売されていたようだ。
そのジャケットが以下である。
そんな良作であるにもかかわらず、本国アメリカではゴールドにも到達しなかった。
しかし、それは音楽を語るにほとんど指標にならない。
日本でも、当初はそれほど売れていなかった。
しかし、その良さが口々に語られ続けたのだろう。
いまだに入手は可能だ。
●“Can't Find My Way”
↓
しかし、その後93年にHARDLINEは解散する。
そして、2002年に復活する、ニール抜きで。
その後、2021年までに6枚のアルバムを出した。
その内の『DANGER ZONE』というアルバムを買って聴いたが、どの曲も『DOUBLE ECLIPSE』には程遠い出来だったから、すぐにヤフオク!で売った。
そしてジョニー.ジョエリのソロアルバムである『ONE VOICE』も買って聴いてみた。
すると、どれも印象に残るものがなかったのでヤフオク!で売ってしまったのだった。
今のHARDLINEはジョニー.ジョエリ(下写真)が中心になって活動しているが、やはりメインのソングライターがいないと立てないパターンのようだ。
ダグ.アルドリッチは、カル.スワンやデヴィッド.カヴァーデールといったソングライターと一緒になって作る曲は素晴らしかったが、自分がイニシアティブを握って作ったバンドになるとてんでいい曲が作れなくなる。
ジョン.ノーラムもジョーイ.テンペストと一緒になって作る曲はよかったが、自分がイニシアティブを握って作る曲はてんでダメなのだ。
ジョニーもその例に漏れない。
彼がイニシアティブを握って出したソロ作もHARDLINEの曲まるでダメなのだ。
ただ私は、たった1つだけよくないアルバムを出しただけでそっぽを向くほど気難しい人間ではない。
やはり2作、3作と出していったのをみて、それでもいいアルバムが出せなくなっていったのであれば、当然そっぽを向いて当然だろうう。
やはり、この先、ニールの抜けたHARDLINEを支持するかどうかはわかりかねる。
作曲は、1人のソングライターを変えるだけで、いきなりいい曲が出来たりするのがこの音楽業界なのだ。
この先、そういうことが起きれば、再びHARDLINEのアルバムを買って耽溺するかもしれない。
その先のことは未来に任せるほかない。
最後のほうに、ネガティヴなことを書いてしまったが、このバンドのデビュー作はとてつもなくいい出来のアルバムであり、夏の夕方から夜にかけての時間帯に聴くと最高の思い出になるがゆえに、聴くことをお勧めしたいのだ。
非常にお勧めである!
2002年の復活後のHARDLINEのアルバムは、サイトによって違うが、2枚とか3枚は廃盤になってしまっていて、入手できない。
しかし、『DOUBLE ECLIPSE』はいまだに、いろんな国の盤で入手可能だ。
『DOUBLE ECLIPSE』
やはり、その出来がいいからだろうし、その良さがいろんな人から語られているからとしか考えれない。
その内容の良さが本当か嘘かは、自身の耳で確かめてもらうほかない。
●国内盤はコチラ
↓
ダブル・エクリプス
●輸入盤はコチラ
↓
Double Eclipse
●以下のサイトでも取り扱っています。
↓
タワーレコード
【HMV】ローチケHMV|音楽CD・DVD
今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。
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♯ニール.ショーン
♯杉山清貴
♯HARDLINE