来年の2月にMEGADETHの来日公演が決定した。
最近、何気なくヤフーでMEGADETHと入力したところ、変換予測で「MEGADETH 武道館」というのが出てきたので、まさかと思い、そのキーワードで検索したところ、本当にこの来日公演が決定していたのだ!
日本武道館での公演…MEGADETHほどの大物ならば出来てもまるでおかしいことではないし、過去に実現するはずだった。
1993年のことである。
92年に『COUNTDOWN TO EXTINCTION』が発表され、これはMEGADETH史上最高の売り上げを果たしたのだ。
全米では200万枚、日本でも10万枚を売ったのだ。
『COUNTDOWN TO EXTINCTION』
そしてこの年度の『BURRN!』での人気投票では、MEGADETHがグループ部門でチャンピオンになった。 デビュー以来、これまでじわりじわりと日本で人気を積み上げていった彼らゆえに、その努力が実ったのだ。
この年には、IRON MAIDENも『FEAR OF THE DARK』を発表し、それをヒットさせていたので、大掛かりなツアーが組まれていた。
その一環としてイギリスの『MONSTERS OF ROCK』のトリに抜擢され、イタリアで行われた『MONSTERS OF ROCK』でもトリになった。
このイタリアでの『MONSTERS OF ROCK』にMEGADETHもサードビルとして参戦した。
『COUNTDOWN TO EXTINCTION』は、『FEAR OF THE DARK』よりも売れていたが、やはりMEGADETHは5作目、IRON MAIDENは9作目ということで需要逓減が働いていたのだ。
ゆえに、最新アルバムではMAIDENに勝っていたにも関わらず、こういう結果になったのだった。
『MONSTERS OF ROCK92』(Italy)
『BURRN!』にはこのイタリアでのイベントは報道されていなかったが、つぶさにブート屋に足を運んでいるとこういう情報が得れるから、こういうこともお勧めしたい次第だ!
そして日本武道館公演が決定して、そのために自分も行くと決意して、チケットも買った。
しかし、それほど期待していなかったのが正直なところだ。
私は、セカンドアルバムである『PEACE SELLS…BUT WHO'S BUYING?』こそがこのバンドの最高傑作であり、このアルバムは今も愛聴している代物だが、アルバムを発表するごとにこの勢いは遠のくばかりであると思っていた。
『PEACE SELLS…BUT WHO'S BUYING?』
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前作の『RUST IN PEACE』からして、そんなに聴いた思い出がないのだ。
『COUNTDOWN TO EXTINCTION』の収録されたシングルを2つばかりラジオで聴いたが、興奮は起きなかった。
なのになぜ?という疑問がわくとは思うが、これまでアルバムをいくつか買って聴いたし、それなりに思い入れがあったからに他ならない。
ライヴに行って聴けば、それなりに興奮はするだろうと思っていたのだ。
『COUNTDOWN TO EXTINCTION』は『PEACE SELLS…BUT WHO'S BUYING?』の倍以上売れているのに…という反論がわくとは思うが、それも私には関係のない話しだ。
やはり他の人の意見がどうたら、売れた枚数どうたらは関係ないのだ。
聴いて自然に興奮できるものを中心に聴いていくことこそが、趣味を面白くする秘訣なのだ。
しかし、あのMEGADETHのことであるから、このバンドの最高売り上げの完全再現ライヴを聴けばちょっとは変わってくるのだろう、と思いあの完全再現ライヴのDVDを買って観たが、やはり興奮しなかった。
ネットサーフィンをしながら、バックで映像を流していてもやはり興奮しない。
ならば『RUST IN PEACE』の完全再現もオフィシャルで出ているから、それも…という気にはならなかったのだ。
他のアーティストの欲しいアイテムがあるゆえに。
心底好きな『PEACE SELLS…BUT WHO'S BUYING?』を完全再現してくれるのならば、私はそのライヴに絶対に行くし、その映像がオフィシャルで出れば1000%の確率で買うのは間違いない!笑
正直それをしてほしいと望むばかりだ。
そんな感慨でいたので、93年の武道館での来日公演が、デイヴ.ムステインの麻薬問題によって中心になってしまったときには、そんな落胆はしなかったのだ。
その告知がなされたときに、そのチケットを買った今はなき青山チケットエージェンシーから公演取りやめのために返金するから来てほしい旨の電話がかかってきて、返金してもらい、そのお金で元RATTのスティーヴン.パーシーのバンドであるARCADEの公演のチケットを買ったのだった。
ARCADE
その公演では、4つのクイズに答えて全問正解した人の中から抽選で、バックステージに招待という企画が『BURRN!』で行われたのだ。
もちろん、公演のチケットを買っていた人のみの話しであったが。
クイズは以下だった。
- かつてRATTが前座にしていたがのちに、RATTが前座になることになったバンドは?
- RATTが初めてドイツのフェスティバルに参加したときに、ヘッドライナーになったバンドは?
- 91年のCINDERELLAの来日公演の時にされたオープニングの曲は?
- 現ARCADEのギタリストであるドニー.シラキュースのかつて在籍していたバンドの名は?
今わかった人は筋金入りの80年代のHRファン間違いなし?笑
答えは以下
↓
- BON JOVI
- DEEP PURPLE
- The More Things Change
- GYPSY ROSE
これに正答した自身はあったが、『BURRN!』の大野さんから電話があったときには、拳を力の限りふり絞って力いっぱい目をつむってガッツポーズをして喜んだものだ。
「よっしゃー!」と大声を上げたのだ。
私が行ったグリーンホール相模大野では観客があまりに少なかったのでちょっと残念だったが、それでもバックステージに招待されたし、バンドのメンバーとひと時を過ごせて今も忘れぬ思い出で、メンバーからもらったサインは今も保存している!
そのバックステージで会ったときに、MEGADETHの『HANGER 18』のミニアルバムをスティーヴン.パーシーにあげたらよろこんでいたのだ。
スティーヴンは、かつて『BURRN!』のインタビューでこのバンドを好きと言っていたのを覚えていたのだ私は。
すごく優しい人でしょう私は?笑
話題がそれてしまったが、この年から降ること今まで、MEGADETHは日本武道館公演がなぜか実現できなかったのだ。
不思議といえば不思議だ。
『LOUD PARK』でもヘッドライナーとして2回、セカンドビルとして1回出演したMEGADETHなのに。
それが30年来をもって実現されるとは、何か縁を感じざるを得ない。
30年来、実現されたのは単なる愛嬌ではないし、やはりニューアルバムの出来がいいからだろう。
Amazonでは、800以上ものレビューが投稿されていて、賛否というよりも賛のほうが圧倒的に多いのだ。
以下の最新作の曲を見れば、行きたい気が浮かび上がってくる。
神奈川や埼玉といった関東での公演は武道館以外なしで、関西では大阪で1回だけ。
こうすることによって、日本武道館公演を実現することができやすくなったのは言うまでもない。
今回は以下の日程に決まっている。
2月27日 日本武道館
2月28日 グランキューブ大阪
若干姑息な工夫ではあるが(笑)、いまのご時世で日本武道館公演を実現させるとは、やはりMEGADETH恐るべし…といったところであろうか?
長年連れ添ったデイヴ.エレフソンとまたも袂を分かったのは、非常に残念至極であるが…。
まずは興味ある人には、MEGADETHの最新作を聴くことをお勧めしたい!
私も聴いてよかったら、そのレビューをここで書きたい。
●以下よりどうぞ。
↓
ザ・シック、ザ・ダイイング・・・アンド・ザ・デッド! CD / メガデス | ||||
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●以下のサイトでも取り扱っています。
↓
タワーレコード
【HMV】ローチケHMV|音楽CD・DVD
今回はこれにて終了します。
ありがとうございました。