(コラム)THUNDERを最高に楽しむ方法はこれだ!

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私は、最近THUNDERのクリップとライヴ映像を収めたDVDであるFLOWED TO PERFECTIONをレンタル倉庫から取り出してきて鑑賞した。

これはヤフオクで売ろうと思い、その前に見納めにしようとしたのだ。

しかし、懐かしい。

デビュー作のBACKSTREET SYMPHONYからの曲では、メンバーの殆どが長髪で、茶髪や金髪などの煌びやかな染髪をして、男性はもちろん女性の目を惹くいでたちをしているし、いかにもヒット作になりそうなクリップの雰囲気をぷんぷんと漂わせている。

誰もが将来に希望を持たざるを得ない曲の出来だ。


こういう曲こそが、ヒット性を有しているのだ。

綺麗な女性も登場し、パーティ気分を醸成させる、朗らかな雰囲気を察知すると、どうしてもこのバンドにファンの誰もが期待を抱いただろう。

“Dirty Love” 『BACKSTREET SYMPHONY』収録
   ↓




当時、雑誌などで「ブリティッシュハードロックの新世代の旗手」とまで言われたのは大げさな賛辞ではないことは確かだった。

 お勧め。
BACKSTREET SYMPHONY


デビューした年に、イギリスのハマースミス.アポロ3日間ソールドアウトにしたのだTHUNDERは。

この曲の出来ならばそれも充分可能だろうことは予想できる。

この会場は、POISONの『SEVEN DAYS LIVE』や、EUROPEの『LIVE FROM DARK』や、DIOの『LIVE AT LONDON』や、JUDAS PRIESTの『EPITAPH』での会場になったあのハマースミス.アポロだ。

ここの収容人数は5000人前後というから凄い。

新人にしてこの偉業…イギリスの人口は日本の半分以下なのだ。

それを鑑みたら日本でアリーナを新人にして3日間満杯にしたということになるから、それは凄い。

そして、この年に行われたMONSTERS OF ROCKにも、THUNDERオープニングアクトとして出場した。


mor 90
MONSTERS OF ROCK90』


しかし、この時の観客数も凄い。

公式発表では、この時のチケットは75000枚が売れたというのだから。

そのTHUNDERのステージの時に、客はほとんど来ていて満杯だった。

その数の多さに、思わず「うわっ!」と声をあげてしまった。

この時代は、たった5バンドが参戦しただけでこれだけの数を動員できたのだ。

今のように、ステージを3つに分けて、それぞれ10前後のバンドを参戦させて、しかも3日間も開催されるのとはわけが違う。

昨今は、需要逓減の法則が働いて、こういうことをしなければ、観客を集めれないのだ。

そんな当時の時代だったからこそ、このステージに呼ばれるのは狭き門だったのだ。

その時のステージの素晴らしさが称賛されて、そのリポートが『BURRN!』でなされていたが、そこには、「EMIが売り方を間違えなければ、いつでもWHITESNAKEのかわりをつとめれるだろう!」などと書かれていたのを覚えている。

 参考。

その時の演奏曲は以下。
  ↓
1. She's So Fine
2. Backstreet Symphony
3. Until My Dying Day
4. Higher Ground
5. Don't Wait For Me
6. Fired Up
7. Dirty Love

MONSTERS OF ROCK


私は、この時のステージと、91年METALLICAトリにした日本でおこなわれたFINAL COUTNDOWNに参戦した時のライヴの良さを体感して、すっかりTHUNDERの虜になり、このバンドのBACKSTREET SYMPHONYを買い、何度も何度も聴いて悦に入っていたのだ。

そして、その次の年にLAUGHING ON JUDGEMENT DAYが出て、これも買って聴いた。

このアルバムは、イギリスチャートで初登場2位を記録して、その年に行われたMONSTERS OF ROCKサードビルとして参戦し、90年の時のオープニングアクトから大幅に出世した。


monsters 92
MONSTERS OF ROCK 92』


前作の素晴らしさと、これまでのライヴの素晴らしさが口々に語られた結果なのだろう。

私も当然だと思った。

そのセカンドアルバムまでのクリップには、そう自然に思わせる品位が溢れているのだ。


Low Life In High Places”  『LAUGHING ON JUDGEMENT DAY』収録
   ↓



しかし、その時が頂点だったのがわかる、クリップをデビュー作から発表順に流れていくのを見ると、そう思わざるを得ない。

サードアルバムから、このバンドは陰りが見えてきたのだ。

来日公演の観客動員数も少なくなった。


やはり、90年のライヴ映像やクリップを観ると、「このバンドならば売れる!」という気品とオーラに満ちているのだ。

やはりベテランミュージシャンの集まりという雰囲気もさることながら、レベルの高い演奏力に歌唱力、卓越した音作りと申し分ないのだ。

参考ページ

ラフィング・オン・ジャッジメント・デイ 対象商品

Laughing on Judgement Day


そういったプロミュージシャンとしての要素や魅力が、3作目から大幅に減退してしまっているのだ。

3作目のBEHIND THE CLOSED DOORから一気になくなってしまったのだった。

このDVDには、デビュー作から3作目までのクリップが収められているが、3作目の作品から見ているとテンションが下がるのが自分でもわかるのだ。

やはり、93年からのグランジの台頭によって、その要素をどのバンドも加えなければいけないという風潮が広がって、そうせざるを得なくなったのだTHUNDERも。

kaminarim.jpg

しかし、HRグランジの要素など相容れるわけはなく、魅力の減退をもたらすだけだった。

ことはTHUNDERだけでなく、他の多くのHRバンドで実証済みだ。

そのグランジは、THUNDERデビューの次の年の91年METALLICAが出したMETALLICA』アルバムによって引き起こされたものだった。

そのMETALLICA91年の大みそかに、東京ドームで行われたFINAL COUTDOWNのイベントでTHUNDERも参戦したというのではあまりにも皮肉だ。

あのMETALLICA』アルバムがきっかけで、どのバンドもあのアルバムの踏襲、つまりヘヴィーでダークな音楽を作りだすようになり、その音楽的な特徴を有するグランジブームができた。

ブラックアルバム
METALLICA


その音楽性を取り入れても、ハードロックバンドに魅力が出るはずもなく、逆に魅力の減退をもたらしたので、HRバンドはどんどんヒットから遠ざかるようになった。

80年代の、あのMETALLICA』アルバムが出る前は、いろんなHRバンドプラチナマルチプラチナを獲得していたというのに…。

そのブームに関係なく、THUNDERはデビュー作やセカンドのような作品を出していればよかった…ことはそんなに容易ではない。

やはりブームの要素を取り入れるのは、レコード業界の常で、そういう暗黙の圧力はアーティスト側に寄せられるのだ。

たとえブームに流されずに、同じような出来のアルバムを出したとしても、音楽性安定という人もいれば、変化なしという評価する人もいるのだ。

それがヒットにつながれば、その変化を良しとするだろうが、そこの判断は一概には言えないのが、隔靴掻痒の観を呈している。

それに、そういったブームがなくても違うブームが起きていた可能性もあるのだ。

そういうブームのあるなしに関わらず、やはり何かしらの音楽的な変化を消費者は求めてしまうものなのだし、それがあるかないかに関わらず、やはり自然と求められるのはヘヴィ化ではないだろうか?

THUNDERと同じブリティッシュハードロックバンドのWHITESNAKEはデビューから9年目で、かなりのヘヴィ化と、音のプロデュースにコマーシャル性を持たせたがゆえに、世界的に大ヒットをすることができたのだ。 それがWHITESNAKE 87』だ。


白蛇の紋章
WHITESNAKE 87』


これを習って、THUNDERもヘヴィ化すればよかったのだろうか?

判断に悩むところだ。

ヘヴィ化しなくとも、AEROSMITHAC/DCといったバンドはそういうことはしていないし、BON JOVIはヘヴィ化どころか、アルバムを重ねるごとにヘヴィさは希薄になっていっている。

こういったバンドのように世界でアルバム.シングル合わせて5000万枚以上売れれば、ブームに踊らされることなく、自由自適な作品を作っていても売れるし、コンサートでもアリーナでできるし、フェスに召集されればトリセカンドビルになる。

しかし、THUNDERはデビューするのが遅かったのだ。

いま思うと、90年デビューではピークを過ぎていたようだ。

ゆえにハードロックバンドとして、大ヒットを飛ばせるには時期が遅かったとしか言いようがなかったのだ。

しかし、私はそういったブーム合わせやヘヴィ化をしたとしても、このバンドを応援はしていなかっただろう。

なぜならば、このバンドはルーク.モーリーがリーダーで、この人がこのバンドの殆どの曲を作詞作曲している。


ルーク0001
 ルーク.モーリー


このバンドのシンガーであるダニー.ボウズはほとんど作詞していない。


ゆえに、いくら上手い歌を歌っても感動できなかったのだった。

ゆえに、サード以降、このバンドのアルバムや映像モノを買って鑑賞するも、虚しい時間が過ぎ去る感じがして感動できず、いつしかこのバンドのモノは全部中古盤屋か、ネットオークションで売ってしまってきたのだ。

だからFLOWED TO PERFECTIONもついでに売ってしまおうと思ったのだった。

91年大晦日FINAL COUNTDOWNでのステージをみた後は、「ずっとこのバンドを応援していきたい!」と思ったものだったのに…。


何故、シンガーが作詞しないバンドのは感動できないか?


ダニーボウズ
  ダニー.ボウズ


シンガーが他の人間が書いた詞を歌っても、そこにはハートも感じなければ、ソウルも感じれない。

他の人の書いた詞には、書いた人の感情や主張が入っている。

それを、シンガーが完全に感情移入することなどできた話しではない。

ゆえに、シンガーが歌詞を書かないものには感動ができずにここまで来たのだ。

バンド内の事情である中心人物が作詞作曲を担当することが暗黙の了解で決まっており、シンガーが作詞を担当できないというパターンもあれば、単にシンガーに作詞能力がない、というパターンもある。

前者の例が、DANGER DANGER、ROYAL HUNTSKID ROWNIGHTWISH、MESHUGGAH、MOTLEY CRUEといったバンドになる。

こと後者の例はTHUNDERFAIR WARNINGになる。

英語圏で生まれ育ったか否か、といったことはあまり、というか全然関係ないとしか私には思えない。

現に、クラウス.マイネ(SCORPIONS)、ジョーイ.テンペスト(EUROPE)、ヴィレ.ヴァロ(ex HIM)、イーサーン(EMPEROR)、ロニー.アトキンス(PRETTY MAIDS)、クリスティーナ.スカビア(LACUNA COIL)、シャロン.デン.アデル(WITHIN TEMPTATION)、シャーロッテ,ヴィッセル(DELAIN)といった非英語圏のシンガーの歌にはかなり感動させてもらった経験がある。

英語圏シンガーでも、自分で歌詞を書けば自然と感情をこめれるのだ。

その感情が聴き手に感動を喚起するのだ。



イーサーン(EMPEROR)


ただ後者の例は、1度だけマジックが生じて、1枚のアルバムだけは感動して聴けるのだ。

THUNDERのデビュー作BACKSTREET SYMOPHONYは感動して何十回も聴いたが、次のセカンドアルバムからは全然聴けなくなってしまった。

FAIR WARNINGのデビュー作FAIR WARNINGも感動して何十回も聴いたが、次のセカンドアルバムからは全然聴けなくなってしまった。

1度だけ奇跡が生じるが、次のアルバムからは全く聴けなくなるということだ。

ならば、THUNDERが、あのBACKSTREET SYMPHONY完全再現ライヴをしてくれるならば、私はTHUNDERのライヴに足を運ぼうと決めているのだ。


backstreet.jpg
BACKSTREET SYMPHONY

これまで、THUNDER91年以来、何回日本にライヴをしに来たかわからないが、一度も私は観に行っていないが、これを開催してくれれば、行くことは間違いない。

DREAM THEATERも、バンド創始者の1人であるジョン.ぺトルーシがほとんど全部を作詞作曲しているがゆえに、後参入のシンガーのジェイムズ.ラブリエは作詞をできないバンド内の状態になっているのだ。

ゆえに、DREAM THEATERの音楽には、感動できなくなっていたのだ。

しかし、先にも書いたように、1度だけマジックが生まれて、感動できるのだ。

ジェイムズがこのバンドで初の参加になった、あのIMAGES AND WORDSも何度聴いたかわからないほどだったのだ。

これは『BURRN!』の評点で95点をもらった。

私も『BURRN!』のスタッフだったら、あのアルバムに関しては95点以上つけているところだろう。


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IMAGES AND WORDS


ゆえに、DREAM THEATERIMAGES AND WORDS完全再現ライヴには足を運んだのだ。

しかし、その次のアルバムからはほとんど感動できなくなってしまったので、他のライヴには足を運んでいない。

これと同じようにTHUNDERのあのデビュー作は何度聴いたかわからなかったほどだが、次のアルバムからは…。

しかし、その完全再現ライヴは無理かもしれない。

完全再現ライヴは、そのバンドの最大ヒット作をする場合がほとんどだったからだ。

このバンド最大ヒットはデビュー作ではなく、セカンドのLAUGHING ON JUDGEMENT DAYだからだ。

それはどうなるかわからないが、ひそかにこのバンドの行方を見ていこうと思う。

サンダー

その1枚のアルバムの曲のクリップやライヴが多数収録されているということで、先のFLOWED TO PERFECTIONは売らずに、保管しておこうと決めたのだ。

また当時を懐かしんで、また鑑賞する機会が出てくるだろうと、心に保留をしておこうと思ったのだ。

そんな思いになったのだった。

それくらいTHUNDERBACKSTREET SYMPHONYは感動できる曲を多数収めたアルバムだった。

興味が出て、そんな映像に触れたい人には勧めたい映像モノである。



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今回はこれにて終了します。

ありがとうございました。

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